2002-09-07

ついにTYさんの発言から「WZ5」という言葉が! うふふふふ。でもって待望の色分け対応ですか。うふふふふふふふ。ふふ。ふ(落ち着け)。

今日おんなじことを書こうと思ってました。近頃はビレッジセンターのTry掲示板にT_Y_さんがテスト投稿するたびにそわそわしちゃいます(笑)。

思いかえせば(早すぎ)、WZ4は途中で.exeがふたつにわかれたり、プラグインが登場したり、TX-C APIが廃止されたり復活したり、「仕様上できません」みたいなことをいわれていたプロポーショナル・スクロールバーやキーボードマクロのファイル書き出しができるようになったり、TX-C APIが廃止されたり復活したり、TX-C APIが廃止されたり復活したり……。無印と4.00Eを比べたらほとんど別のアプリケーションです。僕はWZ3は3.00Dからすこし使ったくらいで、すぐにWZ4に移行したので、WZ4がいちばん付き合いの長いエディタです。「よくもまあ……」ってあきれる人もいるでしょうけど(苦笑)。

WZ4でTX-Cの仕様が全面変更された(まだいうか)というとき、WZ3当時から興味はあったけど自分では書いていなかったマクロに思い切って挑戦しはじめたのでした。「いまなら全員スタートラインが一緒だ!」とか思って。なのでふざけて書いてますけど、個人的にはAPIの整理統合には恨みがないんですよね。むしろいい機会だったというか、たぶんWZ3までのままだったら複雑すぎて捨ててたと思います(笑)。

2002-09-06

パームコンピューティングが営業、セールス、マーケティング部門をPalm香港リミテッドに移管することが明らかになった。同社によれば、サポート部門とOSおよびソフトウェア部門がパーム コンピューティングの日本法人として残り、デバイス販売については日本の総代理店であるソフトバンク・コマースが担当することになる。

うーん、BCNの記事とはぜんぜん印象が違うんですが。あっちは「パームコンピューティング(スティーブン・ユー社長)の主力営業部門が、9月1日付けで日本から撤退した。」ですからね。こんどの記事によれば「今回の移管がユーザーに直接影響することはない」ということなので、まあインタフェースが同じであれば内部実装については知らずともよいというオブジェクト指向的にはなにも変わっていないのと同じことだと(は?)。したがってプレスリリースも出ていないわけですか。

PalmSourceもちゃんと日本でも開催されるということで、まさか撤退した国でカンファレンスを開くわけがないですから、ひとまず安心といったところです。派手なキャンペーンなどは少なくなるのでしょうが、新機種の発売などもじゅうぶん期待してよさそう。

2002-09-05

以前(2/27)WOOZLEさんから教えていただいていた、Socket CommunicationsBluetooth コネクション キット。CFサイズで本体からはみ出ないというのが売りなのですが、じつはちょっと前に買ってしまってたりします。CFサイズなのでメインの対象はPocket PCデバイスなんですが、PC用ドライバもあります。ノートPCのCFスロットがいつも空いていたので、これが使えれば3ComのワイヤレスBluetooth PCカードをはずしてPCカードスロットをつねに別の用途のために空けておけると考えたのですが……。

ドライバもちゃんと日本語版が用意されているので導入自体は簡単でした。デバイスの設定用のユーティリティで、3Comのアダプタのそれと多少流儀が違うのにとまどったものの、インストールは問題なく完了。C413Sでのダイヤルアップネットワークも問題なし。

……と、順調だったのですが、けっきょくドライバはアンインストールしてしまいました。使ってみると、いくつか不満が。3Comのほうを使い続けることにしました。

  • Windows用のドライバでは、いまのところOBEXプロファイル(ファイルをやり取りするためのプロファイル)をサポートしていない。
  • デスクトップに奇怪なアイコンを作る。

ひとつ目のほうはまあ、携帯電話に壁紙や着信メロディー送るとき使うくらいだったので(Palmデバイスには赤外線でも送れますし)、あきらめられなくもないのですが、問題はふたつ目。デスクトップにBluetooth管理用のアイコンを作るのですが、これがうるさいんです。ショートカットではない特別なオブジェクトなので削除もできず。いや、そのことじたいはまだ我慢ができるんですが、そのアイコンというのがこんなのなんですよ。

Bluetooth Neighborhoodアイコン

……あの、今回はご縁がなかったということで……。

ほんとに、これさえなんとかなれば使えるんですけど……。っていうか、ひょっとしてこれはなにかの試練なんでしょうか?

2002-09-04

PDAの雑談パート4。

出会ったすべての異性に初恋の人の面影を見いだしてしまう……ものなのかどうか、その答えはわかりませんが、すくなくとも確かなのは、PIMとしてのハンドヘルドというのはPalm Vxが登場した時点で、ひとつの完成形に達してしまっていたということです。(Palm OS 4.0以降でその多くがサポートされることになる、)カラー・ハイレゾの液晶とかWebクリッピングとか、外部メモリースロットとか、Bluetoothとか、そういったものはすべて、必要を満たしたあとに望まれるある種の過剰さに過ぎないのかもしれません。

知性を内に秘めたしなやかなフォルム。「世界でもっとも美しいものをこの手に所有している」という満足感と同時に、凛とした緊張感をも抱かせるそのボディは、触れると心地よく冷たい。媚を売るようなそぶりは一度もなく、それでありながらこちらが望んでいるものを、まるで僕自身より知り尽くしているかのように与えてくれる感動。

いまここに、はるかに美しく着飾り、より賢いはずのデバイスを手にしながら、いくらか豊満になったそのシルエットの背後に僕が見るのは、いちど捨てたはずのあのハンドヘルド、Vx。居並ぶPDAを横目に見ながら、剃刀に触れたような鋭い刺激にめぐりあうことはもうないのだろうかと、短いながらも濃密なあの半年間に思いをはせずにはいられないのでした。

……と、イヤラしい感じのネタを前回(9/3)載せようかと踏んでたんですが、あのニュースのせいでぜんぜん洒落になってません(笑)。なんだかなあ。

2002-09-03

PDAの雑談パート3。ふたたびBCN経由のニュース。今回はきちんとタイムリーですが内容が……。

来るべくして来たというのが正直な感想ですが、いざ現実のものになってみると、やはり残念のひとことでは片付かない特別な感情が沸き起こってきますね。m130やm50xなど、洗練された同社のハンドヘルドがPDA市場(というか消費者の選択肢)から消えていくことになるというのは寂しいものです。まあ、ハンドスプリングもパームコンピューティングも、ハンドヘルド事業だけで生計を立てている企業ですから、日本のPDA市場の温度を考えればやむなしというところなのでしょう。

さて、こうなってくると、ちらほらと噂にのぼりはじめていたPalmのOS5搭載新機種は日本では発売されないでしょう。CLIEがあるので、OS5日本語版にお目にかかれなくなるわけではなさそうですが(まあこれも断言はできませんけど)、Palmデバイスが大きく進化するはずの時期を前にしての主力撤退というのはなんとも……。

いや、市場とかは業界の素人が考えたってしょうがないんですけど、当面の個人的問題は……自分のm505が使えなくなったそのとき、なにを使って生きていけばいいのやら、ってことですよ。