スタイルシート
長い読みものを表示させると、読みにくい。そこで、以前のスタイルシートに戻してみたら、こっちのほうが見やすい……。しばらくまたこれでやってみます。
Masaaki Shibata blog
長い読みものを表示させると、読みにくい。そこで、以前のスタイルシートに戻してみたら、こっちのほうが見やすい……。しばらくまたこれでやってみます。
たまっている宿題がたくさんあるなあ。これもそのひとつ……。
6月8日からの続きです。
著作権テレホンガイドに電話してみたいけど平日昼間しかやってないんじゃなあ。
「裏を取ろうよ」ということで、ずっと気になっていたのですが、今日その「著作権テレホンガイド」で確認できました。平日10時から16時まで(昼休みあり)ってのはたしかに短いですね。さて、その結果です。
と、きっぱりそう言われました。Q. 「そうしたことをしている人を違法であると追求できますか」――A. 「できません。裁判しても(違法であるとは)絶対認められません」、とも確認しました。また、相談員の方は「コンピュータのプログラムとは違って、」という言い回しも用いましたから、プログラムの場合は譲渡・転売したら手元のコピーは削除する必要があるということ(まあこれは周知ですが)、そして「音楽CDはプログラムとは現状の扱いが違っている」ということもわかります。
余談ですが、電話したら最初に「お名前とご住所をお願いします」と言われました。べつに隠し立てする理由はないのですが、いきなり相談と関係ない個人情報を訊かれるとは思わなかったので、びっくりして「それがないと相談にのっていただけないのでしょうか……」と言ったら、なんだかべつに教えなくても話は聞いてくれました。うーむ。
ひと月ほど前に、知人(PCの猛者とかではない普通の人)から「日記とか置いてあるホームページ作ったよ」といったメールが来たので覗いてみる。……うぅ、だめだ。これは……
(と、ここでHTMLの話になるのではないかと踏んだあなた、僕もそこまで子供じゃあないですよ。)
内容が赤裸々すぎで、照れくさくて読んでられない(笑)。
Web日記は「電波なもの」「ためになるもの」「誠実なもの」「赤裸々なもの」「オブラートにくるんだ理論武装で自己顕示欲を満たすもの(うちはこれだな……)」「事務的なもの」などに分類できますが(←てきとう)、赤裸々なものだけは、書いてる人が赤の他人であればこそ楽しめるのだということに気づいてしまった。というか、まあ人にもよると思いますけど、赤裸々なものを書くという決断をしておいて、かつ知人に「見てね」と告知する感覚は個人的には驚愕でした。
赤裸々なWeb日記って、どれも「知らない人に向かって」いるからこそ書けてるんだろうなあ、と思い込んでたんですが、そうとも限らないのね。
ちなみに、残念ながら、ここはすでに現実の知人数人に存在を知られてしまっているので、絶対に赤裸々にはしません(ていうか性格的にできないけど)。もっと、もっとオブラートを!
忘れてるわけじゃないってのを知らしめるべく中間報告。原稿用紙換算で20枚前後になりそう、というのは多いかな? もうちょっとで公開できますです。こういうのは本来マニュアルに書いてあるべきではないか、といった内容になっております(苦笑)。
いや批判てそんなつもりは……。いっしょに学んでゆこうではないですか。(←逆に偉そうだ)
論拠を確認しないでこのまま議論してもあんまり意味がないのですが、昨日のは(そこを読んだ方が)誤解されかねないところもあるかと思ったので、ちょっと補足というか自己弁護させてください。本筋とは直接関係はありませんし、あたりまえのことしか書いてません。あくまで念のためということであしからず。
僕はべつに「消費者にはオリジナルを処分する際に複製物を手もとに残しておく権利がある」とか主張してるわけではないです。言いたかったのは「現行の法律では違反にならないんじゃなかったか」ということで、その現状について望ましいとか維持すべきとかの含みはありません。そういう現状については、「違法ではない」うちの、どちらかというと「法の抜け道」に近いんじゃないかと思います。以下はその理由ですが、これはたぶん中村さんとそんなに違わない認識ではないかと。
『著作権の考え方』にも出てきますが(これはネタばれか?)、CDを買うのは、理念的には楽曲を楽しむ権利を買うことで、現状、楽曲の収録された円盤を購入するというのはそれと現実との一種の妥協点と考えられるわけです。
この理念的な部分をきっちり再現してるのがコンピュータ・プログラムの販売形態ですよね。あくまで販売しているのはライセンス。円盤なんてのはオマケみたいなものです。譲渡はライセンス(使用する権利)の譲渡であって、譲渡してしまえば譲渡者はそのプログラムを使用する権利を失う。
この発想を音楽について適用すれば、楽曲を聴く権利を譲渡したら譲渡者はその権利を失うと考えるのは自然です。だから、この件についての「それってありなの?」
という疑問には僕もまったく共感できます。コンピュータ・プログラムとレコードとで扱いが違うのは歴史的経緯ってことでしょう。で、きっとそのうち「ライセンス的見解」に一本化されていくんじゃないでしょうか。その「ライセンス的見解」を反映した流通を、CDという販売形態(円盤という「モノ」を売って儲けるという発想を前提に構築された流通体系)の中で実現しようとするのは無理があるとも思いますが。
しかし、僕らはWebでこんな議論をしてるような人種だからライセンスを購入するということにたいして馴染みがありますけど、「なにいってんの? 僕は円盤を買ったんだから、円盤をどう扱うかは僕の自由でしょ!」という人はなかなか減らないだろうなあ……。
先日読んだ本で著作権半可通になった人間の言うことなので自信はあんまりないんですが。
- 商業メディアの記事で
iTunesにAACフォーマットで読み込み済みのCDはあらかた中古で売り払ってしまったとか書いちゃうライターって- コメントで突っ込まれて
金をもらうのが目的ではなくて処分したかっただけとかいう言い訳もすごい。現行法やアーティストの権利保護(がちゃんとできているのかという点はさておく)より「自分の手間」が上なのね。
中村さんは「商業メディア上で言い切ったことの大胆さ」を言われてるのだと思いますけど、これって違法ではないですよね。(コピーコントロールでない)CDをリッピングするのも、リッピングしたオーディオデータを手もとに残した上でオリジナルを中古店で処分するのも。レコード会社やJASRACは忌々しく思ってるかもしれないけど、さすがにそれを違法だとは言ってなかったと思います(将来法律を変えて違法にされてしまうかもしれないけど)。
だからこそ、JASRACはサイトのFAQに「自分で買ったCDをMDに録音したいのですが、著作権上問題はありますか?」
とか「MP3ファイルを配信したいのですが」
という質問は置いたのに、「録音したMDを残して購入したCDを処分するのは違法ですか?」とか「自分で買ったCDをMP3として録音したいのですが、著作権上問題はありますか?」といった、「ほんとに確認しておきたい質問」については用意しなかったのでしょう(MP3のことは、配信とか頒布について――「それは違法です」と言えること――ばっかりこのFAQには載っている)。私的複製を残してオリジナルを手放す行為が違法なら、カセットテープやMDの普及した時点で(啓蒙活動なりコピーガードなり法的措置なりの)対策がとられてるはずです。
で、もし違法でないのなら(あくまで上の僕の意見が正しかったらの話ですよ)、このライターさんがそこを確認せずに言い訳めいたことを書いていることのほうが罪深いような気がします。過去に同じような行動をとったユーザーはたくさんいると思いますが、こうした人々にとっては、自分は法を犯してしまったのか否か、という大事な一線に関わる話だからです。
コメントを付けた人も回答したライターも、倫理的価値判断の含みを持たせて法的問題を語るという、著作権問題の議論にありがちな誤謬に陥っているように見えます。
「売り払ってしまった」とはっきり書いたことが「すごい」ということについてはまったく同感ですけど。