2003-08-18

先週はけっこういろいろあったのに(あったから)ここに書けなかったなあ。でもおいおい書くつもり。

マクロ書き集まる

日曜日(8月17日)に清水川さん中村さんのさださんにお会いしてきました。いわゆるオフで会うというやつを初めて体験。特定のソフトウェアのユーザーであるというだけで、顔も知らなかった方々と待ち合わせをして会うというのは、やはりなんというか不思議な感じ。しかもそのソフトウェアがテキストエディタですよテキストエディタ。変なのー。ある種の変態じゃん。それはさておき、みなさんそれはそれはナイスなジェントルメンでした。

話題は、時期柄やはり開発(といっても「WZでの」じゃなくて「WZの」開発)話が主でした。とはいえ、内容としてはVCの掲示板で出た意見の確認といった感じで、「あたしゃ掲示板ではあんなこと言ってますがじつは……」みたいなことはありませんでした(笑)。個人的には、自分の認識がそんなに大幅にずれてたわけじゃないということがわかったのでひと安心。というか、WZ5についてはみんな心配しているということですが(苦笑)。

使いこなし系の話題は意外に出ませんでしたね。みなさん自分の使い道の分野に関しては、模索の段階はとうに過ぎ去ってしまってたということなのかも(できること、できないことの両面で)。個々の話題についてはまた後ほどなにか書くかも。

あとはのさださんにeyeplate megaを触らせてもらったり、清水川さんにPocket PCでの文字入力を試させてもらったり(他人ので遊んでばっかり)。

中村さんは超多忙の中を縫って来ていただいたので、(ThinkPad話とか編集作業に使えるマクロの話とかしたかったのですが)あんまりお話できなかったのがちょっと残念です。密かにThinkGeekのPerl Tシャツ(「#!/usr/bin/perl -w(改行)use strict;」と書いてある)が激しく気になっていたのですが(買おうかと思っていた)、-vオプションは付いてなかったのでこの話はまた次の機会にでも。

楽しかったです。またぜひお会いしたいですね。その時はおたがいWZの現状に心配を抱えていないことを祈ります(笑)。

2003-08-16

「ここはユーザー同士の情報交換の場であって、公式のオフ会ではありません。サポートに関する話題にはお答えできませんのでご了承ください。」というジョークを思いついたのですが、ややブラック気味かしらん。

2003-08-12

IEでドメインごとにエンコーディング方式を指定できるようなツールってないのでしょうか。自分で作るとしたら難しいだろうなあ。

WZ5は9月末にアレ

お知らせ – インデックス――WZ EDITOR 4.0 with WZ MAIL
http://www.villagecenter.co.jp/soft/wz40/index.html

1998年12月01日にリリースした、『WZ EDITOR 4.0 with WZ MAIL』は、新バージョン5.0として、9月末を目標に出荷の準備に入っております。
現『WZ EDITOR 4.0 with WZ MAIL』は、弊社Webにて並行販売いたしておりますが、最新バージョンをご希望の方は、今暫くお待ちください。なお、新バージョン5.0の体験版の公開、販売価格、販売形態、4.0登録ユーザへのUpDate情報、製品概要などは、8月20日頃当Webにて情報の開示をいたします。

もうWZ4が出て5年近くになるのかあ。

それにしても気になるのは「9月末を目標に出荷の準備に入っております」という絶妙な表現。この文は相当練られてるような気がする。

あちこちで言われてるようですが、8月18日にβテスト開始で9月末に出荷というのは、期間としてやはり短いのではないかと思ってしまうのですけど、大丈夫なのかな……。

本とかもちょっとずつ書くようにしようかな

今年に入ってくらいから、じわじわとプロダクト・デザインみたいなことに興味が出てきてます。入門的な意味で、『デザイン戦略』(柏木博、1987年、講談社現代新書)なんて本を。20世紀以降のプロダクト・デザイン思想史概観といった感じ。

本筋とは関係ないけど面白かったエピソード。1930年代アメリカのインダストリアル・デザイン黎明期に流行った、R・ローウィらによる流線型の製品についてのくだり。

S・ギーディオンによると、流線型は、ものの形だけではなく、コトバとしても三〇年代のアメリカ社会に新時代(モダンな時代)を示すコトバとして流行したという。たとえば、事業を流線型にするとか、政府を流線型にするといった言い方で使われたと言うのである。流線型は“新しさ”の象徴になったのだ。

「事業を流線型に」って、どうですか。事業家や政治家のイメージ戦略というのは昔から変わらないんだなあ、と。今でいうとなんだろう。「ナノ」とか、ちょっと前の「オンデマンド」とか?

cf. ZDNN:猫も杓子も「ナノ」――誤用・乱用を専門家が指摘
http://www.zdnet.co.jp/news/0308/04/xert_nano.html

私信

サジェスチョン、サンクスです。がんばってみます。

2003-08-10

蕎麦屋のおばちゃんがお店のカウンターでノートパソコン広げながら背広の人と話をしてました。お店の情報をWebに掲載するとかそういうのでしょうか。しかしおばちゃん、パソコンの操作で半分キレかけてたし。「あれ、出てこないわよ」「出てきませんか、それでは一回戻ってください」「戻るってどうやんのさ!?」……。

パソコンはどう転んでも家電にはならないと思いました。関心ない人に使わせるのはほとんどいじめに近いような気がします。

そしてそのもどかしい会話を横で聞かされるのもかなりつらいです(笑)。味わかんなくなるんですけど。

ThinkPad雑談

続・ThinkPad徒然 – 更新履歴 – Final β Laboratory
http://www.finalbeta.jp/update_log/2003_08.html#log20030808_2

IBM Access Connectionsについて。

とか思っていたら、8月5日に出たバージョン2.70から、プロファイル自動切り換えの対象に有線LANも加わっていますね。それならいいかも……と思ったのですが、ネットワークアダプタレベルの検知で、さすがにBB de!!スマートモバイルのように周囲の機器のMACアドレスを覚えておいてくれたりはしないようです。つまり会社の有線LANから自宅の有線LANに繋ぎ換えたときには、プロファイルは会社のまま。うーむ、あと一歩で活用できそうなのですが。

有線LANでプロファイル切り替えができたら、というのは僕も思ってたんですが、ずっと「やりようがないだろう」と思ってあきらめてたのでした。そうか、MACアドレスを見るという手がありましたか。もっともAccess Connectionsはけっこう頻繁にバージョンアップするので、そのうち対応するかもしれませんよ。無線LANのアクセスポイントでのプロファイル自動切り替えができるようになったのも途中からですし。

Disk to Disk区画の操作についての情報は立派なのがもうありましたか……。いや、なかろうと思ってたわけじゃないんですけど。移行手順だけでも自分用メモでそのうちまとめようかと思ってたので。

これは記憶が曖昧なので話半分で聞いて欲しいのですが、確か数年前、IBMから「快適なタイピングには18.5mm以上のキーピッチが必要」とかいう内容の研究発表が出て、当時Let’s note mini CF-M32(15mm)あたりで普通にタッチタイプしていた私は、それを見てなんだかなぁ、と思ったのでした。まあ、miniは極端としても、平均的な日本人の手の大きさなら、17mmピッチの均等ピッチと18.5mmの不均等ピッチならどちらが打ちやすいかというのは微妙なところじゃないかしら。何でも国際標準ってのもどうか、とか。

全体的に狭いけどピッチが均等のキーボードと、頻度の低いキーのみ狭くしたキーボードの比較まではやってないのかもしれないですね。もしくはXシリーズはあくまで例外扱いとか。僕も以前はキーピッチ15mmのノートPC(FMV-BIBLO NC313)でなんの問題もなくタッチタイピングしてましたけど、レイアウトが均等だったからできてたような気もするんですよね。

あ、でも中村さんの紹介されている「ThinkPad X31 メモ」のページに載ってる英語版キーボードの配置はかなり均等に近い……。む、研究発表の成果は英語版にしか生かされなかったのか(笑)? キーの絶対数が違うしなあ。ThinkPadの場合、むりやり均等にするとトラックポイントの位置がずれちゃうという問題もあるでしょうし。

ドライバ更新情報は、IBMのサイトのモデル2672-JHJのダウンロードファイル一覧をチェックしておけばいいんじゃないでしょうか。英語版ドライバとかも含めてチェックしたいということなのかもしれませんが。「IBM ThinkPad ソフトウェア導入支援(Ver.2.00.0372)」の情報収集能力がなんか疑わしいのはうちもそうですね。これもそのうちなにか直ったのが出るのかも。

でもグローバルで商売にならないマシンはもう作らないんでしょうね、IBMは。残念。CF+SD、レガシーインターフェース無し、USB×1のA5マシンなんて出たら絶対買うのですけど。

僕も数年前まではちっこいの大好きだったんですけどねえ。今となってはTシリーズとかまで気になる体たらく(体たらくって……)。持ち運んでいたいのはもちろんなのですが、(高解像度で)あんまり小さい画面だと目に厳しいし、1スピンドルなのを後悔するシチュエーションに出くわすこともあったりで……。とはいえ実際には2kg超のものを持ち歩く気にはなれませんが。

僕の場合主な関心は大きさというよりは重さですね。ノートPCもPDAも、大きさそのままで重さは半分くらいになってほしいです(ならThinkPadを使うなという声が聞こえてきそうですが)。

そのうちディスプレイもキーボードも空間に投影するようなシロモノが出たりするんでしょうか。「昔はこれに物理キーボードとガラス板のディスプレイ付けた状態で持って歩いてたんだからご苦労な話だよなあ」みたいな。

くそう、くやしい、くやしいよう。

2003-08-09

今後の予定なんて銘打って書くときはたいがい「しばらくマクロ書けません」宣言だったりするわけですが。

更新情報

timestamp 1.07を公開。書式(%yyyyなど)を参照しながら編集できるようにしました。

これで、作り始めた当初「こうなっていたらよいのでは」と思っていたことは一通り実装したことになりますか。

マクロ書き今後の予定

で、strhisttimestampはもうあんまりやることはなくなってきたなあ、と。とりあえず今公開しているなかで改善すべきものとしては……。

cedits
永遠に完成しないような気が(笑)。いちばんほしいのは、IntelliSenseみたいな、変数名やメンバ変数の自動補完なのですが、どうすればいいのか、いいアイデアが出てこない……。辞書を作ってそこから、という方法だと、その場で作った構造体のメンバとかが参照できないし、ソースを逐一走査して調べるのは時間がかかりそうだし、なにより書くのが面倒そう(笑)。というわけで、あんまり計画的な目処がたってません。
cmdlinex
これをまた書き直したくなってるんですよね。公開した当時は、WZ4のマクロがまだ少なく、WZ3のマクロが使えなくなっていたなかで価値を持たせようと(←せこい)、見米さんが書かれたWZ3用のfilter95マクロにわざと似せて作ったのですが、いまの感覚で自分なりに一から作るとしたら、たぶんああいうUIにはならないだろうなあ、ということで。
csvform
じつは自分的にはあんまり必要性を感じていないんですが、ちゃんと作ればどうも需要はあるみたいなので、ちゃんと作り直してみようかなあ、と思ったり思わなかったり。Pocket PCで動いたりすると面白いのかもしれませんが持ってないので。
dtnchot
んー、マクロとしてはとくに予定なし。WZからよりもIEから使いたいケースのほうが多いような気がしてるので。それをやるならWSHとか勉強しなきゃいけなさそうなので後回しになってます。
euroedit
これはWZ5のユニコード実装を見てみるまで保留。
favmacro
これはこのままでいいや。
install
これもWZ5のマクロまわりの実装を見てみるまで保留。
pv
早く動くものにしたくて、焦って作ったような感じがしていて、これもきちっと書き直したいんですよね。いまのままだとのさださんtaboutlineに対応するようなつくりになってませんし。書き直すならどういうアプローチがいいのか思案中。1プロジェクト=1ウィンドウ形式と今みたいな形とどっちがいいですか?
viewmode
これもとくに思うところはなし。というか忘れかけてます。

なんか既存のUI置き換えみたいのばっかりなのが前から気になってるんですよね。WZ5でUIが劇的に改善されたらいらなくなるじゃん、みたいなアイデンティティ・クライシス。個人的にWZマクロの中で僕がいちばん「カッコいい!」と思っているのは、見米さんのorder(連番見出しプラグイン)なのですが、ああいうありがたみのわかりやすい魔法みたいなマクロを書けるようになりたいものです。

ダイアログプロシージャにばかり拘泥するのにも疲れました(笑)。

あとは新しいものも、形にならないなりにいろいろマイマクロフォルダには転がってるんですが、どれも当分公開できそうにありません。XMLのアレとかもアレ以来ほんとに僅かずつは書いてるんですけど、まだまだアレですし。

♪In heaven everything is fine

インターネットラジオを流していると、Modest Mouseというグループの「Workin’ on Leavin’ the Livin’」という曲が。「どこかで聞いたことあるなあ……」と思いながら聞いてたんですが、Pixiesの「In Heaven」という曲と同じ歌詞・メロディーだということに気づく。元ネタを知りたくなって、いろいろ検索してみると、デビッド・リンチ監督の「Eraserhead(イレイザーヘッド)」という映画で使われている曲だとのこと。

……見ました。「イレイザーヘッド」。……やあ、すごい映画だった(笑)。これ以上コメントできんです。

情報源はその名も「Don’t Fear the Formula – In Heaven Everything is Fine」というサイトの2003年7月8日の記述。Pixiesのほうは日本語のサイトでもかなり言及されてたけど、Modest Mouseのほうに触れてたのはここくらいでした(曲が新しいせいかも)。