2003-10-17

あの連載がああいう展開になるとは……。

いっぱいいっぱい

複数抱え込んだ仕事と、引越しの荷造りと、WZまわりのあまりの殺伐ぶり(笑)に、かなりまいった状態になってしまった。こりゃいかん。

発送側に問題があるのは承知のうえです

WZ5アップデートCD – 更新履歴 – Final β Laboratory
http://www.finalbeta.jp/update_log/2003_10.html#log20031015_6

M.Shibataさんは連休挟んでるから、10日に発送しきれなかった分は翌営業日の14日に出て、着くのは15日以降になるんじゃないかなと仰いますが、それ以前の段階(自前でせっせと手書き発送につき1日で発送できず)で間違ってると思うのですよ。

まあそうなのですが、13日の記事のは、どちらかというと受け取る側(ユーザー)に対してのコメントのつもりでした。10日の次に発送されるのはたぶん14日だろうから、その間に「来ないよう」と悶々としててもしょうがないんじゃないかな、と思ったもので。まさかWZ5のために、ほかの用をなげうって自宅待機してた人はいないとは思いますが、せっかく連休だったし、あんまり気をもんでるようだと、なんだか気の毒にも感じちゃったり。

最近になってようやく届いているようなので、もう心配するようなことではなくなりましたけど。

宛名が手書き云々は、正直もうそんなことでは驚かなくなっちゃいました。宛名書き見ても「字が間違ってたりしないだろうなあ」とか、そんな感じ。実際のところ、何部くらい送ったのかな。

ただただ無心にうらやましい

秀まるおのホームページ−秀丸公式マニュアル
http://hide.maruo.co.jp/swreg/manual.html

なんというか、その、いいですね。地に足が着いた感じの展開で。

WZ4でも「パワーガイド」なんてのが出ましたが、こっちの大きな問題としては、せっかく本を書いても、数か月後のマイナーバージョンアップでまったく仕様が変わってしまうということがちょくちょく起こるので、結果的に内容が正しくなくなってしまうというのがあるんですよね……。

はぁ(嘆息)。

ユーザビリティとはぜんぜん関係ない話

使いやすさ日記 『194. 止めた車はどこ?〜西東京最大級のショッピングセンター』
http://usability.novas.co.jp/diary/194.html

これとまったく同じシチュエーションについての短編(たしか話としてはそれだけ)があったはずなんですが、思い出せない……。ミシェル・トゥルニエとかあのあたりのはず……。荷造りのついでに探してみよう(こういうのは危険)。

2003-10-16

もうすっかり昔話が楽しい歳になってしまったのう……。

幼少のみぎりファンタジーの思い出

ゲームブックとロールプレイングゲームの思い出になりそこた何か – 更新履歴 – Final β Laboratory
http://www.finalbeta.jp/update_log/2003_10.html#log20031014_3

「秘宝の番人 ゾンビゲーム」がちょっと気になりますが(笑)、それはおいといて。

私のファンタジー好きは、それこそ幼稚園のときに読んだ「ナルニア国ものがたり」からと三つ子の魂モードですが、TRPG的なものとの出会いというと、やはりロードス島からでしょうか。

ナルニア国! 「ナルニア国ものがたり」「ゲド戦記」「はてしない物語」は、僕のファンタジー好きを決定的にした三本といってもいいですねー。ぜんぶ同じくらいの時期に一気に読んだような気がするのですが、小学校二年生くらいだったかなあ……。そういえば、「ゲド戦記」は十数年たって忘れかけてた頃に四巻目が出てびっくりしましたね(いま調べたら五巻も出てたのか!)。うーん、大人の経済力にものいわせて、ぜんぶ買いなおしてまた読んでみるかなあ(というわけでAmazon.co.jpにリンク(笑))。と、すっかり懐古モード。

ところで、「ロードス島戦記」は、何度かトライしたにもかかわらず、とうとう読了できなかったのですよ。これもなんだか妙な話ですが。周囲に「おもしろいよ」と言ってる人は(コアな人に限らず)けっこういたにもかかわらず。なぜなんでしょうか(って、人に訊いてどうする)?

なんとなく思うのは、「ロードス島」はちょっとカラッとしすぎていたという印象があるので、それが合わなかったのかもしれません。「ドラゴンランス」にはレイストリンという魔術師が出てくるのですが、善悪を超えて知識と力とに執着する、いつ敵になるかともしれない、このあぶなっかしい病弱青年が、僕は大好きだったんですよね。こういう、背筋がぞっとするような感覚っていうのが、自分にとってはファンタジーの醍醐味のひとつでした。ファンタジーとはちょっと違うけど、『薔薇の名前』なんかもそんな感じかな。ヒロイックな感じなのはそんなに読んでなかったような気がします。

あとは、扉一枚で別の世界につながってしまうあやうさとか、本の中に入り込んだ少年が次第に現実での記憶を失っていく空恐ろしさみたいな、現実と想像力との境界があいまいになるような感覚も大好きでした(あぶない少年だ(笑))。でもファンタジーってのは、そういうあやうさがあってこそではないかと、昨今の癒し系ファンタジーブームにはちょっと思ったりもするのですが。

あ、そう考えてみると、後年(っていっても高校から大学くらいの時期ですが)シュルレアリスムの芸術とかに興味を持つようになったのも、ごく自然な流れだったってことか。シュルレアリスム系の何か、Webでやろうかというのは今でもずっと考えてるんですが……。なにが引っかかっているかというと、やるなら人を催眠状態に陥らせるような、あぶないコンテンツを作りたいわけですが、そんなもんできるのかという問題が……(笑)。ただの美術史の資料みたいなのにはしたくないわけなのです。

うーむ、懐かしさのあまり自分のことばっかり書いてしまった……。失礼しました。

最後にゲームの話つながり(?)で、今も影響を受けてることをちょっとだけ。「Known Bugs」や「TX-Cでリストビューを使う」なんかで使っている表のスタイル(HTMLソースでclass属性に「typeA」が指定されているやつ)の意匠の元ネタは、何を隠そうD&Dのルールブック(新和版のほうね)です。シンプルながらそこそこ格好いいこの体裁を、僕はExcelなんかでもよく使います。

2003-10-13

連休挟んでるから、10日に発送しきれなかった分は翌営業日の14日に出て、着くのは15日以降になるんじゃないかな、とは考えないのでしょうか(謎)。会社ってのはそういうものよん。

べつに本代や箱代として5,000円払ってるわけじゃないんじゃないかな、とは考えないのでしょうか(謎)。ソフトウェアってのはそういうものよん。

って、謎でもなんでもないか。ちなみに、うちには今朝届きました。まだインストールはできてませんが。

引越し準備中

昨日と今日はひたすら部屋の掃除。狭いのにとっちらかった部屋なので、それでもまだ全体の半分くらいしか終わらなかった。今週末に越せるようにはしたいのですが……。

部屋に張ってあった膨大な配線(電源、アンテナ、LAN、USBあたり)もほとんど畳んでしまって、部屋の周囲がなんだかすっきり。もう今日からテレビもビデオもCDプレーヤーもプリンタもPalmのクレイドルもCD Walkmanやデジカメの充電器も有線LANも使えません。電源が入ってるのは冷蔵庫と炊飯器と電子レンジとトースターとADSLモデムと携帯電話の充電器とThinkPadのみ(って、数えあげるとけっこうあるなあ)。

そういえば、NHKの世論調査の依頼の電話がかかってきました。おっ、と思ったけど、調査当日の電話番号が不確定だったので断わっちゃいました。いま思えば、番号の変更案内があるから、快諾して問題なかったような気も。せっかくの貴重な体験をする機会を逃してしまいました。

2003-10-12

あの連載は余談が売りだったのか……。

ゲームブックとロールプレイングゲームの思い出

偶然ですが、VCDにゲームブック関連のリンクが続いた(2003-10-03, 2003-10-09)のでゲームの思い出話など。

ゲームブックは小学校の高学年くらいからはまるようになってましたねー。社会思想社とか東京創元社とか富士見書房のやつを親にねだって買ってもらってました。洋モノ好きの妙な性癖は当時からで(「ナイトライダー」とか大好きだったなぁ)、スティーブ・ジャクソンとかゲイリー・ガイギャックスとか(どちらも海外の有名なゲーム・デザイナー)の名前をすでにしっかりと記憶に刻み込んでました(笑)。

で、(当時の)黄金パターンとして、そのままD&Dなんかのロールプレイングゲームの世界へ。新和(たしか会社自体が今はなくなってるんじゃないかと)というところからD&Dの翻訳が出てまして、それを読んで空想の翼を羽ばたかせてました。最近になって再び刊行されてる「ドラゴンランス」シリーズとかを読んだのもその頃。このへんまでは本当に孤独な趣味でしたね。小難しいルールブックを(プレイする人がいないので)ただ黙々と読んで楽しんでました。

そうこうするうちに、ロールプレイングゲーム自体がなにやら流行りだして、実際に一緒に遊ぶ人なんかが見つかるようになったのが中学生から高校生の間くらい。たぶんファンタジーブームと重なってたんじゃないかと。あのへんが角川スニーカー文庫と富士見ファンタジア文庫の全盛期なんじゃないでしょうか(それ以降を追いかけてないのでわかりませんが)。ゲームデザイナー(ビデオゲームじゃなくて、カードゲームやボードゲームのデザイナー)なんて職業にあこがれた人も多かったんじゃないでしょうか。この頃は本当にいろんなゲームが次から次へと出てきてましたね。ただ、同時に、ロールプレイングゲームのファン層と自分の興味の範疇がずれてきてるような感覚を持つようになって、そのあとは急速にゲームから離れていってしまいました。

なにが違ってきてたのかというと、アニメ。僕はアニメにはどうも興味がついていかなかったのでした。このへんで角川・富士見の「メディアミックス小遣いまきあげ戦略」のふるいからこぼれ落ちたみたいです(笑)。ゲームのデザインとか、ルールのバランスとか、そういう話(マニアックだ)は好きだったけど、アニメには行かなかった。ファンタジー系の小説はたくさん読んでたけど、アニメには行かなかった。一緒に遊ぶゲーム友達が、誰もゲイリー・ガイギャックスの名前を知らないことに苛立ったりしてました(笑)。富士見書房の「ドラゴンマガジン」がどんどんアニメよりになっていくので買わなくなってしまったり。理由は今でもよくわからないんですが、とにかくそこだけ焦点から外れてたんですよね。なんでなんだろう。海外ドラマは見まくってたけど(これが原因か?)。

インターネットでは、きっと調べれば自分に合うようなゲームファンのコミュニティも見つかるだろうな、とは思いますが、あえて探さないのです。いったん距離をおいてしまうと、もう当時の入れ込みようは戻ってこないでしょうから。あと、ゲーム自体が産業としてすでに巨大になりすぎ。ファミコンでエニックスの「ドラゴンクエスト」シリーズが大はやりだった当時に、「みんなが知らない舶来(笑)の趣味を知っている」という興奮が、小学生の頃にロールプレイングゲームに向かわせた大きな原動力のひとつでしたからね。

まあなんというか、ガキの頃からヒネクレモノであったと、そういうことですか(苦笑)。

おまけ豆知識、その1。わりと有名な話ですが、映画「ET」の冒頭で子供たちが遊んでるゲームがD&Dです。

おまけ豆知識、その2。あのWeezerのデビューアルバム(いわゆるBlue Album)の “In the Garage” という曲の出だしはこんなんです。

I’ve got the Dungeon Master’s Guide
I’ve got 12-sided die…

「僕はダンジョンマスターズ・ガイドも持ってるし、12面体ダイスも持ってる……」というわけで、これはD&Dのこと。ロールプレイングゲームが、アメリカの(ちょっとオタクっぽい)男の子の典型的な趣味だったのですね。この歌は「In the garage / I feel safe / No one cares about my ways(ガレージの中にいると/安全な気がする/だれも僕のやることなんて気にしない)」と歌う、引きこもり感満点の曲ですが、なんとも切なくて僕は大好きです。もともと「Weezer」って、今でいう引きこもりとか、そんな感じの問題児という意味なんだそうです。

高校のときにこの曲を聴いて、「リヴァーズ、わかるなあ」とか、がっちり共感してました(笑)。

2003-10-07

前回([2003-10-05])の補足。

「あんなWeb掲示板でバグトラッキングができるのか!?」とか思ってしまった、と書いたところ、CaskStrengthさんから、秀丸のサポートフォーラムについては、メールでの投稿・受信ができるようになっているのだということを教えていただきました(ありがとうございます)。

なるほど、それなら各自がお気に入りのメーラーを使って、ローカルで検索や分類などができるので便利ですね。しかもWZ BBSのようにクライアントを選ばないし。道理でこれではWZに勝ち目(以下自粛)。

コミュニテックスに「WZ開発フォーラム」とか開設申し込んだらどう思われるだろう(笑)。