wzmbox.py
WZ MAIL で「標準 MBOX」形式にエクスポートしたメールボックスを、Mozilla Thunderbird などで使われている mbox 形式に変換するスクリプト。
操作例。
- WZ MAIL でエクスポートしたいフォルダを選択し、[フォルダ]-[エクスポート]。
- [エクスポート] ダイアログで [形式] を「標準MBOX」にして保存する。ここでは wzmail.mbox として保存したとする。
- コマンドラインから wzmbox.py wzmail.mbox > wzmail する。結果は標準出力に出るのでリダイレクトして保存している。
- Thunderbird のメール保存フォルダ([アカウント設定] の [メールの保存先] に保存先フォルダのパスが表示されている)を開き、前項で変換したファイル (wzmail) をそこに移動する(拡張子はつけない)。この作業の間は Thunderbird は起動していないこと。
- Thunderbird を起動させると変換したメールボックスが認識されているはず。
変換速度は遅いです。-v オプションでも付けてのんびり待ってね。
WZ MAIL でエクスポートしたメールボックスは、Subject や From がデコードされた状態で格納されてしまってるし、Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp とか書いてあってもエンコーディングは Shift_JIS になってるしで、あれでまともにインポートできるメーラーはないんじゃないかという気がします。
けっきょくスクリプトでは、Content-Type の情報から元のメッセージを再構築するという方法を取らざるをえなかった(遅いのはそのせい)。なので、ヘッダの出現順や表現形式などは変換前と同じではありません。どうせ受信時そのままのはもはや再現できないんだから、まあ仕方ないよ。
自分のメールボックスでテストしただけなので、かならずしもあなたの環境ですべてのメールボックスをうまく変換できるとは限りません。あしからず。