2007-07-31

雑談。

先日の書いておきたいこと追加。

  • スマートフォンについて。
  • 掃除機について。

イメージコード

コードをコピペするのはよろしくないとして、手で打たせることで体で覚えさせようという教育的配慮、らしい。

どうだろう。個人的には、ユーザーを子供扱いしている気もする。最近流行ってるらしい大人の漢字ドリルみたいなものか。モダンアートっぽいコードはちょっとおもしろいけど。

2007-07-25

雑談。

いくつか書いておきたいことがあるのですが、まだ書けていないのです。思うところあって、とりあえずここに箇条書きにしておきます。予告というわけではないので、結果として書かなかったということになるかもしれませんが。

  • ウェブページの品質について――ずっと考えていたことなのですが、たまたまウェブページの信頼性についての意見を最近ぽつぽつと続けて目にしたので。
  • Wiki の問題なところについて――ウェブの品質についてと関連した話。
  • オタクについて――僕は自分をオタクと認識しているので、オタクについて擁護する立場をとるべきではないかと、そういう話になるたびに思うのですが嗚呼すれ違いという話。
  • 「知っていること」とはどこまでアドバンテージかについて――もったいぶらずに教えてくれりゃあいいのにという話。

最後のは箇条書きでほぼすべて語ってしまったような感じですが。話の種にもなるかもしれないので、オフ会の時までにひとつかふたつは書いておきたいけど、最近忙しくなってきたのでできるかどうか……。出張多めの予感なので新幹線でできるかもしれない。

2007-07-23

雑談。

「トランスフォーマー」見たいです。あなたは?(ここまで挨拶) 筋とかは(監督がアレなので)期待してなくて、ロボット。テレビアニメを見てたのはたしか小学校低学年の頃だったと思うけど、好きだった。これとか「ナイトライダー」とか、そのころから洋ものドラマが好きだった。そういう元少年ばっかり見に行くんだろうな。

「トランスフォーマー」は、しばらくしたら日本製アニメテイストのシリーズ(ヘッドマスターズ)に変わってしまって、そしたら見なくなった(笑)。子供心に洋ものテイストが抜けたのを察知して、激しく違和感を抱いたのを覚えてます。ということは、ロボットとかストーリーとかじゃなくて、おもに海外もののそういうなにかを期待して見ていたわけで、そのころからひねくれた視聴者だったようです。でも人によってなにを面白いと思うかは自由だからね。

Python のデフォルト引数での注意点について。

こんなコードがあったとします。

def foo(d={}, **kwds):
    d.update(kwds)
    print d

foo(a=1, b=2)
foo(x=1, y=2)

これで表示される二行の出力が予測できますか? これはこのようになる。

{'a': 1, 'b': 2}
{'a': 1, 'y': 2, 'b': 2, 'x': 1}

ちゃんと予測できた人はこの先は読む必要はありません。かたや二行目が予想外だった人は要注意。

しかしこれを次のように書き改めてみれば、勘違いする人はいないはず。

_d = {}
def foo(d=_d, **kwds):
    d.update(kwds)
    print d

foo(a=1, b=2)
foo(x=1, y=2)

このように、デフォルト引数の値としてインスタンスを渡していると思わぬ結果にはまることがある。

この場合なら、一例として次のようにすればよい。

def foo(d=None, **kwds):
    if d:
        d = dict(d)
    else:
        d = {}
    d.update(kwds)
    print d

foo(a=1, b=2)
foo(x=1, y=2)

あるいは格好つけるとこうか。

def foo(d=None, **kwds):
    d = dict(d or {}, **kwds)
    print d

foo(a=1, b=2)
foo(x=1, y=2)

実行結果。

{'a': 1, 'b': 2}
{'y': 2, 'x': 1}

2007-07-07

更新情報

Google 関連のニュースを追いかける情報サイト、Google Blogoscoped が5月に掲載した Aaron Swartz へのインタビュー A Chat with Aaron Swartz の日本語訳を、「Aaron Swartz インタビュー」として公開します。長くてたいへんだったよ。話題は Google に限らず語っており、彼の近況がうかがえます。

公開にあたって Aaron に写真の許諾について(お知らせもかねて)メールしたのですが、その過程でちょっとおもしろいハプニングが。Aaron にあてたメールを、僕はついでにインタビュアーである Google Blogoscoped の Philipp Lenssen にもカーボンコピー (CC) で送ったのですが、これが Gmail の UI の意外な落とし穴を明らかにしたという話で、Philipp はそれをさっそく記事にしてました。

どういうことかというと、英語版の Gmail では、自分あてのメールはたとえば「mshibata to me」といったように、「me」に置き換えられて表示されるのですが、Aaron のアドレスが me@aaronsw.com だったため、Philipp は(CC でなくて)すっかり自分あてのメールだと思ってしまったという次第(アドレスの @ 以降は省略して表示されるのです)。文面は完全に Aaron 宛ての内容なので、彼からすればとても困惑したに違いない。ごめんね。「君のメールは Aaron に転送しておいたよ」というやさしい Philipp からの返信がきて発覚。詳しくは記事のほうを。ネタを提供できたのでよかったと思うことにしよう。

インタビューもクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開されたものですが、記事で使用されている写真もクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(スタイルシートのせいでわかりにくいけど、写真はリンクになってます)。そうでなかったら撮影者に許諾を得なきゃならなかったから、たぶん文字だけのページになってたと思います。自信がないので英語のメールを何通も書くのはしんどいのよ。そういうわけで、クリエイティブ・コモンズのおかげでボリュームを落とさずにスムーズに二次著作物を出せた、ささやかな一例とはいえるかもしれません。

Google Blogoscoped は(コンテンツが前述の通りクリエイティブ・コモンズ・ライセンスなので)、有志による追っかけ翻訳で中国語版ができている。Google 大好きっ子はだれか日本語版を用意してみてはいかがでしょう。ただし更新頻度は高い。

2007-07-03

雑談。

いま、もうひとつ翻訳をしてるのですが、今まででいちばん長いものになる予定。といっても、せいぜい「生産的になろう」の二倍くらいですけど。会話調の記事なのが助かった。同じ分量で修辞的に凝ったエッセイなんかだと、およそ四倍近く大変なような気がする。O(n2)。チュートリアルみたいなテクニカルなやつは、解釈にぶれがないからそれほど大変でない。O(n)。

それにしても、勘定してみたらほとんど一年に一本くらいのペースでしか翻訳はできてないのね。本当はもっとがんがん、月一(ないし隔月)くらいでやってやりたいのに。忙しく(仕事に限らず)なると、翻訳する時間が少なくなるのは当たり前ですが、それ以前の問題として、訳してやろうという記事に出会うための情報収集の時間がなくなってしまう。まあ好きでボランティア的にやってるからいいんですけど。

ところで、海外の記事(エッセイなりブログなり)をボランティア的に翻訳していく文化というのは、技術系以外にはないんでしょうか。自分がそういうところばっかり見ているから知らないだけ? それとも事実技術系界隈だけのひそやかな楽しみなのでしょうか。プロジェクト杉田玄白だって、人文系の人間の理解をもっと得られていればあんなに閑散とはしていないはず(といっても、すでに山形氏のキャパは超えているようです)。

たとえば料理。レストランガイドやホームクッキングのジャンルで人気のブログは世界中にたくさんあるはずで、海外のお菓子についての記事とかは、日本人もなかなか面白く読めるはず。で、日本にもたくさんそういうブログはあると思うのですが、海外の記事をボランティアベースで翻訳するという文化はお料理界隈には根付いていないんじゃないかと思う(あったらごめんなさい)。

たとえば、megnut.com から、よりぬきでもいいから翻訳を出してくれる人(たち)がいたら、少なくとも僕は読みまっせ。(megnut.com は料理とレストランのサイトですが、ブロガーの Meg Hourihan は、黎明期からの有名ブロガーとして知られていて、ブログについての本も書いています。そしてじつは昔日本でも(一部の人に)ヒットした、セグウェイのパロディ動画、メグウェイのその人です。あと関係ないけど、FSF からその神聖な文字列を含むドメイン名は我々に渡すべきだとか言われたことはないんだろうか。)誰か翻訳してください。

どこかの企業がキャンペーンで一時的に展開するとか、プロバイダのコーナーとして雇われ人が連載するとかじゃなくて、あくまでエンドユーザーがボランティアでやるというとこがポイントです。僕は文学部出なので知人は人文系ばっかりですが、自分のブログを書くやつはいても、「なにかためになる文書をネットに置いてみようか」と考えるやつはひとりもいない。インターネットの使いかたを知らない連中め。たまにはクリックされるほうの検索結果になってみたいと思わないのか?

人はなぜボランティアで文書を公開するのか、という問題についての記事もあります(これも技術系に限った話だ)。誰か翻訳してください。

このへんのことについていつかまたちょっと考えてみよう。翻訳は、早ければ今週末にでも出る予定。おたのしみにね。