全銀フォーマット(続き)
以前 [2005-01-20] 触れた全銀フォーマットを吐くツール。注文しておきながら代金を振り込むのが遅れたので、仕様書が手元にきたのはあれを書いてから一か月後くらい。それから暇を見てちょろちょろと仕様書読んだりスクリプト書いてみたり。
とりあえず、CSV→全銀のコマンドライン・フィルタはできたっぽい(少なくとも銀行が配布してきた超使いにくいツールと同じデータを吐くようにはなった)。もっとも、自分が必要としている「給与・賞与振込」「総合振込」レコードにしか対応していませんが、これだけでもじゅうぶんという人はけっこういるはず。もう少し揉んでから出します。
ほかのツールのどこが使いにくかったかというと(すべて試したわけじゃありませんが)、変換元のフォーマット(CSV)の書式に融通が利かないというのがいちばん気になっていた点でした。たとえば、Excelで吐き出したCSVの金額の欄が ‘¥10,000’ となっていたとするともうエラーを吐いたり(通貨記号や桁区切りに引っかかる)、口座名義が半角カナでないとたちまち音を上げたり。まあ些細なことなのですが、そのためにいちいちExcelのほうで書式を解除してやるのもアホくさい、と。あとはまあ、ユーザビリティ的に受け付けなかったとか、そんな理由ですけど、これはこれで使い続けるのにシェアウェア・フィーがいるようなツールとなるとかなり重大な点ではあります。
さらに理想としては、銀行名→金融機関コード(銀行番号)、支店名→支店営業所番号の変換を自動でやってくれるとすばらしいのですが、前者はともかく後者はそのすべてを網羅することは不可能です。いくつか銀行のサイトを見て回ったのですが、支店名と支店番号を一覧で載っけているところはほとんどありません(支店名や所在地から検索する機能はある)。自分のとこの金融機関コードさえ載せていない銀行もたくさん。なにかと必要とするくせに、こういうところで気が利かない連中です。さて、この部分はどう折り合いをつけよう。とりあえずここには足を踏み入れずに公開してしまってもいいとも思うのですが(なんとなく地雷っぽいし)……。