2006-10-15

雑談。

やるべき仕事がたくさんありまして。なかなか。ThinkPad X60s を買いたいのですが、今月は iPod の究極の周辺機器を買ってしまったのでカードの自由が利かない。いそがしいので、その iPod の周辺機器もあんまりいじれてないし。レノボ・ジャパンから、これでもかというくらいに ThinkPad 投げ売りキャンペーンのニュースレターが送られくるけど(ちょっとうっとうしい)、もう少しすると Core 2 Duo が載ったのが出たりするのかな。Banias が出るころからそういって今まで買いそびれてきてるわけですが。

IMAP が使えるメーラどれかにメールを移してしまえば、IMAP 対応のメーラ間での移行は簡単ですね。ほかに POP のアカウントがあっても、IMAP アカウントのメールボックス経由でデータを移せるから。評価用に複数のメーラを同時に使っててもほとんど問題ないし。さくらインターネットのメールボックスをもっと活用することにしよう。

「ぱそこんがうごかないの」という電話にそのまま答えてはいけない(?)。電話口で使用者自身から得られる情報は限定的だし不正確なので、どうしても大味なコメントしかできない。結局そういうアドバイスはたいして役に立たないので、あんまり先方の助けにならないし、先方のこちらにたいする評価まで不当に下がってしまう(まあべつにいいけどさ)。

凧揚げがしたいです。

うちも掲示板をつけたいと昨年末から思っているのですが。なかなか。自分で作ろうとか考えるからなんですけど。もう今年も終わってしまいます。

2006-09-29

雑談。

昔(といっても数年前; なんせドッグイヤーなんで)、とあるコミュニティで活躍されていたとある方が、いま何をされているのか気になっていました。思いついたときに、その方のハンドル名でググってみたりしてたんですが、すっかり消息がわからなかったのです。

その方の当時活躍していたフィールドとは別のホビーを思い出して、それを検索語に絡めてみたところ、その方のものとおぼしき「はてなアンテナ」のエントリーが見つかりました。でもこのアンテナも登録されているサイトのほとんどが閉鎖されていて、使われている様子ではなかった。

ところが、きょうもまたふと思いたってそのハンドル名でググってみたところ、あるウェブログが見つかって、それがどうやら探していたその方の書いた記事だったようなのでした(そのページに掲載されてた写真から、人違いでないこともわかった)。そこはその方の個人のページではなかったのですが、そこ経由でその方のブログや、いま現在その方が活躍されているフィールドなんかがわかったのでした。結論としては、数年前とそう遠くないフィールドで引き続きお仕事されているようでした。一瞬暗い想像もしかけてたので、めでたしめでたしです。

それならそれで「あの○○さんがいまこんなところで活躍されている!」という雑談をここに書こうかと思ったのですが、なんとなく気が引けたのでこんなあいまいな書きかたにしてしまいました。というのはその方がブログで当時とぜんぜんちがうハンドルを名のられてたからです。

ハンドルを変えるというのはときどき(人によってはしょっちゅう)あることだと思いますが、それまでの経歴とか、リンクとかもまったく書かれていなかったので、心機一転したかったのかもしれません。とはいえその方が、かつて以前のハンドルについて「パソコン通信のころからずっとこれ(このハンドル)を使ってます。このおかげで音信不通になった人から忘れたころに思わぬ連絡をもらったりすることもあるんです」というようなことを書かれてたのが印象に残っていたので、なんだか意外な感じでした。

ウェブページを公開していると、あるとき突然、熱病のように「ウェブになんのしがらみのない生活」に戻りたくなることがありますが、そういう意味合いからかもしれませんし、もともとフットワークの軽い方なのでなんとなく思いついてそうされただけかもしれないのですが、もとのコミュニティからその方を知った身としてはちょっと複雑な心境。

(ちなみに、その方はネットでの活動経歴も長く、ウェブ・コミュニティの運営もこなせるような方で人付き合いもうまかった。だから最近よく聞くブログが炎上して逃げるように云々みたいなくだらない顛末でそうなったわけではないことは断言できる。)

あるサイト、ネット上のあるコミュニティに日常的に触れていると、そのサイトの運営者や常連ユーザたちと「面識がある」という感覚を持つようになる。会ったことないのに。だけどネットの上だけのつながりなら、各人はその気になればいつでもそこから消え去ることもできるわけです。

たとえば僕がいまemptypage.jpをいきなり閉鎖して、「いがぐり大臣」というハンドルで洋菓子のサイトをlivedoorブログではじめたら、だれも僕の心変わりについていける人はいない。みんなウェブページで移転のお知らせとかを礼儀だと思ってか載せてますけど、あれって礼儀どころかじつはほとんど生命線なわけです。

いったん「面識がある」という感覚を持ってしまうと、なんとなくその人がそのコミュニティを離れるときでも、どこに行くのか、くらいは知りたいと思ってしまう。たとえばいまやWZユーザでない人たちのサイトを僕がいくつかいまだに見て回ってるのはそういう心情からきてるんでしょう。で、そうした人たちがある日忽然とウェブから消えると不安になってしまう。

ウェブというのは、いったん参画してほかの人びとから認知されてしまうと、抜けるに抜けられないところがあって、抜けるとすわ「生きてるのか死んでるのかもわからない」存在になってしまいます。いやじっさいにはウェブなんてブログが更新されててもされてなくても、その人が生きてるのか死んでるのかなんて確実にはわかんないわけです。面識のある人以外は。ん? いや、なにを言おうとしてたんだっけ。

つまり人はウェブで一度「俺は生きてるぞ」と言ってしまうと、そう言いつづけることをやめたときに死ぬ存在になってしまうのです。明日も一週間後も一年後も何らかの形で「生きている」と言明し続けなければいけません。年をとってディスプレイの文字が読めなくなり、指にキーを打つ力がなくなっても、なにも言わずにブログの更新をやめてはいけません。少なくとも、「指に力が入らないのでブログを更新できません」というエントリだけは力を振り絞って投稿すべきです。そうして初めて、読者の while (alive) { write(blog); } という絶え間なく続く評価ループは少しだけ緩められるわけです。

しかしそれでもほとんどの読者はあなたのウェブログをRSSリーダーから外しはしない。「もしかしたら」「いつか」更新があるかもしれないと、あなたが本当に死んだことを確実に知るときが来るまで(そんな日は来ないかもしれないというのに)、かれらはフィードをリロードし続けるのです。たとえあなたがかつて書いていたブログのことなどすっかり忘れてしまっていたとしても!

や、こんなことを書くつもりではなかった。よくわからなくなってきましたんでこのへんでやめます。あした朝早いし。

2006-09-24

wzmbox.py

WZ MAIL で「標準 MBOX」形式にエクスポートしたメールボックスを、Mozilla Thunderbird などで使われている mbox 形式に変換するスクリプト。

操作例。

  1. WZ MAIL でエクスポートしたいフォルダを選択し、[フォルダ]-[エクスポート]。
  2. [エクスポート] ダイアログで [形式] を「標準MBOX」にして保存する。ここでは wzmail.mbox として保存したとする。
  3. コマンドラインから wzmbox.py wzmail.mbox > wzmail する。結果は標準出力に出るのでリダイレクトして保存している。
  4. Thunderbird のメール保存フォルダ([アカウント設定] の [メールの保存先] に保存先フォルダのパスが表示されている)を開き、前項で変換したファイル (wzmail) をそこに移動する(拡張子はつけない)。この作業の間は Thunderbird は起動していないこと。
  5. Thunderbird を起動させると変換したメールボックスが認識されているはず。

変換速度は遅いです。-v オプションでも付けてのんびり待ってね。

WZ MAIL でエクスポートしたメールボックスは、SubjectFrom がデコードされた状態で格納されてしまってるし、Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp とか書いてあってもエンコーディングは Shift_JIS になってるしで、あれでまともにインポートできるメーラーはないんじゃないかという気がします。

けっきょくスクリプトでは、Content-Type の情報から元のメッセージを再構築するという方法を取らざるをえなかった(遅いのはそのせい)。なので、ヘッダの出現順や表現形式などは変換前と同じではありません。どうせ受信時そのままのはもはや再現できないんだから、まあ仕方ないよ。

自分のメールボックスでテストしただけなので、かならずしもあなたの環境ですべてのメールボックスをうまく変換できるとは限りません。あしからず。

オライリー 乗り換え WZ MAIL

2006-09-21

ftpsite.pl にまつわる雑談の続き。

本当のことをいうと、ネットワークにパスワードを平文で流す FTP は時代遅れなので使わないほうがいいんですよね。ウェブサイトの更新にローカルとの同期をしたいというのであれば rsync とか Unison などを使ってするほうがいい。とくに Unison は便利そうなので移行したいのです。

とはいっても、SSH でログインできたり sftp が使えたりするホスティングサービスというのはまだ一般的ではないんじゃないかと思うし(調べてませんが)、まだ置いておいてもいいか。さくらインターネットは先進的すぎるんだ。

FTP クライアントというのは、いまはすっかり廃れてしまったんじゃないでしょうか。パーソナルなページならいまやプロバイダがブログのためのスペースを用意してるから、それを使えばたいていのことはできてしまう。日記はもちろん、写真を載せたい人にも使えるし、コメント機能があるからコミュニケーションツールも兼ねている(これはスパムで虫の息ですが)。「ほーむぺーじをつくるには」みたいな記事で、FTP クライアントをインストールさせたり Perl の CGI を書かせて「とっても簡単!」とか虚偽の記載を並べていた欺瞞の時代はなんだったのだろう、とか、思います。

そう考えるとウェブも少しは使いやすいものになっているのかもしれません。ブログの偉かったところはトラックバックとか RSS なんかじゃなくて人を FTP から解放したところですよね。

ウェブログもコミュニケーションスペースもないサイトを FTP で更新している自分ですけど。

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「Atmosphere」が新機軸すぎです。