出張お出かけしつつも「使えるGUIデザイン」についていろいろやった日々。
まず、訳の見直しや、いただいた数々の指摘の反映をちょくちょくと。
それから、翻訳についてご連絡したときに、結城浩さん(そうですあの結城浩さまです)からプロジェクト杉田玄白と原著者である Benjamin Roe さんにもコンタクトを取ってみては、とアドバイスをいただいていました。出張から戻ってからやろうと思ってたのですが、こういうのはイキオイが大事だと思い、合間を縫ってメールを書き出先から送信(おおっ、モバイラーっぽい)。すぐに山形浩生さん(そうですあの山形浩生さまです)よりうれしいお返事をいただけました(これがいっちばん緊張した(笑))。原著者さんからはまだリアクションないなあ。やばい英語力があだになってメールで失礼な発言をしたことになってないといいのですが(そんなんで日本語版なんか作るなって感じでスミマセン)。
そして、(山形さんからご助言いただいたこともあり、)翻訳もオリジナルと同じCCのAttributionライセンス(の日本語版)に。
物好きが思いつきでやってしまった翻訳もどきを出汁に、なんだか恐れ多いくらいに手を広げてしまいましたよ……。www.textfile.org にコメント書いてお知らせすることがなかったら、(結城さんのアドバイスをいただくこともなく、)プロジェクト杉田玄白にまで考えが及ぶことなんてとてもなかったでしょうね。
マクロなんかだと、公開はもはや「書いてみたから置いとくねー」という軽いノリになっていて、まあなんというか要するに慣れてきちゃってたわけですけど、それが長かったせいで、Webの片隅に居心地のいい巣を作って引きこもってるような状態になってたんだなあ、と思ったり。今回は初めてやることの連続で、ものを公開するときのドキドキ感というのを久しぶりに味わいました。初心忘るべからずですな。
ほんとに小さなことなんですけど、(ちょうどはじめてWebサイトを持った人にそうなのと同じで、)個人的にはものすごくいろいろ考えさせられる体験でした(これについてあとでもうちょっとなにか書くかも)。