ところで、日本は比較的 UI に関して関心の高い開発者が多いんじゃないかという気がしますがどうなんでしょう。逆に、UI だけ凝ってるアプリケーションというのもありがちですが。
更新情報
「使える GUI デザイン」のFAQ集、Usable GUI Design: A Quick FAQ の日本語訳、「使える GUI デザイン: 即席 FAQ」を公開。翻訳のご意見・ご指摘お待ちしてます。なお、即席ってなんだよ、というツッコミはしない方向で。
やあみなさん、またブログで一席打つネタがきましたよ(←ひねくれもの)。
いや、下手なりに日本語訳した甲斐あって、「使える GUI デザイン」はどうやらけっこう読んでいただけたようなのですが、実際のフリー/オープンソース・ソフトウェア開発者の方々にはじつはまるっきり読まれていないんじゃないかという不安があったりするもので。なんか「UIについて一席打ちたい人々」にしか受けてないんじゃないかと……。
翻訳しながら思ったこと
いやー、誤解を解くのにたいへんだったんだなあ、というのがひとつ(笑)。UIに苦言を呈するのは、クリティカルな問題じゃないだけにけっこう勇気がいるんですよね。
もうひとつは、ああ、国が違ってもアレな議論に巻き込まれがちなのはおんなじなんだなあ、ということ。アレというのはなんと説明するのがいいのか……。「とりあえず脊髄反射で反論」「高見の見物的物言い」「とりあえず自分の話」みたいなコメントに通底するアレのことです(なんとなくわかっていただけるかと)。「一言居士」というのがいちばん適切なのかな。スラッシュドット・ジャパンの記事についてるコメントなんかがほとんどそんなんで、時々げんなりしてしまいますが、これってたくさん人がいれば避けられないところなんでしょうか。もうちょっと大人になろうよ、と自分を棚に上げて思ってしまいます。
記事で Firefox の[戻る]ボタンを IE ライクに大きくするプラグインが紹介されていますが、リンク先のコメント欄を見たらそこにも「私ならBackspaceを使いますが」みたいなコメントが並んでて苦笑。
とはいえ人のことばかり言ってられません。WZのベータテストで僕も相当アレなことを言ってきたクチだったし。気をつけてはいるつもりですが……。
そういえば、翻訳しているときに見つけて、(アレ的に)共通してるなあ、と思った記事がありました。「OpenOffice.org記事用の自動応答システム – japan.linux.com」。
これは技術的/論理的な思考が得意な人が陥りがちな悪徳なんでしょうね。論の立つ人は間違ってるときも論が立っているのでたちが悪いです。ウェブでそれっぽい活動をしている人は(お互い)気を付けましょう。議論は建設的に、大人のふるまいを、と自戒を込めて。
これもなにかマーケティング用語がいるかな(笑)。