2010-04-16

さむい。

「せっかくだから俺はこの実装を選ぶぜ!!」

Python でイベント指向のプログラミングを実現する」という読みものを書きました。

Python で C# (というか .NET?)のイベント機構を実装するという、たぶん誰もが一度は考えるんだろうなあ、という話です。日本語では、tabesugi.net の新山さんが以前日記で触れてたはず。ググると同じような話題がたくさん見つかります。なのでそれらよりもちょっとだけ話を広げてます。Python のデスクリプタの解説が少なかったのでその紹介も兼ねてます。

イベントの利点の説明を省いたのはいくらなんでもなんだけど、書く気力がなかった…。

2010-04-02

ひみつメモ帳」0.8.6 を公開しました。

追記 ダウンロードのリンクが古いバージョンを指していたままだったので修正しました。(2010年4月3日)

主な変更点は OpenSSL 1.0.0 でコンパイルするなど。猿が書いたとか言われてますが猿未満のあたくしはありがたく使わせていただきますよ……。

じつは wxWidgets を使っているのは Mac OS X 版を作りたいからなのだけど、これがけっこうめんどくさい。いや、コンパイルが通るだけでもありがたいことはありがたい。でもメニュー構成あたりは当然プラットフォームに合わせないといけないし、なんか wxMac の Unicode まわりの扱いで躓いたりもして、前途は暗い。

wxTextCtrl というコントロールは Windows の Edit コントロールに相当するのだけど、これが Mac では Windows でいう Rich Edit コントロール相当のものになっている。なのでそのままだとフォントの大きさや色を変えたりできてしまう。もちろんそんなことされてもプレーンテキストベースのひみつメモ帳で保存することはできない。だからこの挙動は殺さなければならない。これは予想外だったので、じつはすごく困っている。

これならそれぞれのプラットフォームのネイティブのライブラリでメモ帳相当の機能作って OpenSSL とリンクしたほうが楽だったんじゃ……とか思ったり。

2010-03-18

もう3月18日!

Twitter のアカウントを作った

Twitter を使い始めました。

もともとアカウント知ってる人たちや、アカウント作る時に Twitter が Gmail のコンタクトにガサ入れして探しだしてきた人たちにはフォローしたりリクエストを送ったりしてますが、それ以外でやってるという人はフォローするなりなんなりで教えてくださいね。

メカ紫も Twitter

誰が嬉しいのかわかりませんが、あのメカ紫も Twitter 始めました。いちおう一日に一回くらいの頻度で何か書くはずです(最初の頃に連投があるのは動作テストのため)。パラメータ設定間違ってない限り。

メカ紫 on Twitter についての説明。企画っぽいこともやってます。

2010-03-12

よりによってこの時期にと思われるかもしれないけど、ラジオを買った。ラジオ聴くのは久しぶりだ。

更新情報

texttemplate.py r1519 公開。この小さなモジュールは今まで結構地味に使ってきていたのだけど(掲示板もこれを使っています)、いまいちコードに自信がなかった。まあ今も自信があるわけじゃないのだけど、このたび結構がんばってリファクタした。行数も減ったし見通しもよくなったので、今後機能の追加もやりやすくなったと思う。

プログラミング読みもの紹介

なんでリファクタリングをがんばったかというと、最近ユニットテストについてのよい読みものを読んだ影響です。ユニットテストについて、じつは今までどうもぴんとこなかった。いや、役割と効用はわかってたつもりだったんだけど、自分の開発手順にどう組み入れていけばよいのかが難しかった。

テストの本とか適当に買って読んでみたりしたのだけど、「境界が危ないのでそこをテストする」とか書いてあって、「引数に -1, 0, 1, 最大値、最大値-1, 最大値+1 を与えてチェック」みたいなことを奨励していた。それでなんというか「あらゆるケースを網羅しておくことでバグをなくす」という神経症的なプロセスに見えて恐れをなしたりしていた。

数値の計算結果を返すような単純な関数ならそれは必要なんだろうけど、それよりも一段階抽象化を進めたレベルのクラスやモジュールではどうなのか。そこでもそんな強迫的なアプローチが必要なのかと思うと、それこそいくつテストケースを書いてもきりがないじゃないかと憂鬱になってしまう。たとえばテンプレートのコードをパースするとして、そのトークンの組み合わせは膨大な量になる。そのほとんどは無効な組み合わせになるわけだけど、それをパーサやハンドラのテストとして網羅的にやるべきなのだろうか? ところが以下のリンクのひとつに、クラスのテストでは「メソッドではなく振る舞いをテストする」と書いてあって、なるほどと思った。ようは、テストにも粒度の概念が必要だというのがわかっていなかったのだった。

それからスタブやモックについても、なんでそんなものが必要になるのかがいまいちよくわかってなかったのだけど、場合によっては小さなクラスのテストにも使えるものなんだということもわかった。(また逆に、必ずしもないといけないものでもないということもわかった。)テストがクラス間の依存関係をなくすのに役立つというのも今ごろになって発見した。

わかっている人にとっては何を今さらというような話だと思うけど、じつはよくわかってなかったことをここに告白しておきます。以下の記事がとても参考になった。英語が多いけど。載せている順に読むのがおすすめです。

あとはあと一年くらい修行したらきっともう少しテスト書けるようになるだろう。

おまけ

リンク紹介したついでにぜんぜん別件ですが最近見つけたものを追加。たいへんわかりやすい JavaScript 入門スライド。

2010-03-06

ついにねんがんの土鍋をてにいれたぞ。

更新情報

ひみつメモ帳、0.8.5

あとゲストブックをちょっと見直しました。リファラチェックをやめてみるなど。