2004-08-09

ごめんなさい、だらだら書いてみたかっただけで、主張があるわけでも話にオチがあるわけでもありません。

迷惑メール

ウイルスやワームなのか、あるいはメールアドレスを収集するロボットのようなものかはわかりませんが、かつてここで公開していたInfoWebのメールアドレスをFromに騙って、僕の知らない人に空のメールを送りつけるやつがあるようです(こちらがウイルス/ワームにやられているというのはないと思う、たぶん)。逆に、こちらにそのようなメールが送られてくることも結構あります。

こうしたメールではFromは詐称されているので、そもそも差出人に問いただしてみてもあまり意味がないというのは、ウイルスやジャンクメールに慣れた人にとっては常識ですが、パソコンでメールをあまり使わず、掲示板やチャットスペースにちょっと書き込んでみたときにメールアドレスをWebに残していっただけというような人などは、やはり知らない人からメールが来るというのはなかなかショッキングなんじゃないでしょうか(と、ここまで書いて思ったけど、イマドキの人はケータイメールがそんなだったりして意外と慣れてたりするのかな)。

「このアドレス(かつてここで公開していたInfoWebのメールアドレス)から件名も本文も空のメールが来ましたが、どちら様ですか?」というメールが先日届いていましたが、これもそんな人がびっくりして送ってきたのだと思われます。

ところで、POPFileはこのメッセージをspamと判定していて、そのメールに気づいたのは受信してからだいぶたってからのことでした。しかし、このメールをsapmでないとPOPFileに学習させるかどうかでちょっと迷ってしまいました。結局は、こういったメールに対しては「何もしない」というのが最善なので、結果としてはPOPFileの判定はまんざら間違いでもないような気もするわけです(こういうメールに気を煩わしたくないという、POPFileを使う動機からすると)。

POPFileの判定精度は、これはもう素晴らしすぎるといってもよいくらいで(分類精度はいまや99.41%)、素人目には「よくこれがspamだと(あるいはspamでないと)わかるなあ」と感心してしまうほどですが、もし、こういう微妙な文面を騙った日本語spamが一般的になったら(やっぱりspamはいまだに英語が9割以上なので)、はたしてどこまで通用するのかというのはちょっと気になるところです(POPFileは、日本語メールはKakasiで解析している)。もっとも、日本語spamで「これをよく判定できたなあ」というケースはすでにいくつも見てるので、あんまり心配はしていませんが(むしろ楽しみに近いというか)。

それよりも、本当にspamを減らしたいのだったらメールアドレスを変えるべきかな。spamまみれ(約8割がspam)になるのはそのアドレスひとつだけなので。ところがそれはプロバイダ(@nifty)のメインのメールアカウントで、廃止するにはプロバイダを解約しなければならず、そうなるとプロバイダのその他のメールアカウント(プライベートで使っているのでこっちのほうが大事)も使えなくなるという。

考えどころだ。