このWhining Expressには日付ごとに特定の記事を指し示すIDがついています。記事は年ごとに分かれていて、たとえば今日、2月2日の記事であれば、http://www.emptypage.jp/whining/2002.html2002-02-02.htmlというURLで表せるわけです(今日の日付は0と2しか使わないんですね)。IDを指定している記事の見出しの部分は、次のようなHTMLコードになっています。
<h3><a name="date2002-02-02" id="date2002-02-02">2/2</a></h3>
単純に<h3 id="date2002-02-02">2/2</h3>
としていないのは、id属性を解釈できないWebブラウザでも適切に記事に移動できるようにするためです(ここでは本題でないので立ち入りません)。
この部分を、記事を書くたびに挿入しなければいけないのですが、ここはもちろんタイプしたりはしてません。WZユーザーならマクロで……といいたくなるところですが、日付を含む文字列の挿入ならWZ本体の機能を利用すればじゅうぶんです。
(標準のセットアップ状態なら)[挿入]メニューにある[日付・時刻]コマンドを使います。表示されるダイアログの[詳細]ボタンを押して、新たに次のような書式を一覧に追加します。
<h3><a name=”date%yyyy-%mm-%dd” id=”date%yyyy-%mm-%dd”>%m/%d</a></h3>
これに「Whining Express見出し」とでも名前を付けて一覧に追加すれば、以後はダイアログから簡単にその日のIDが適切にマークアップされた見出しを挿入できるわけです。
[日付・時刻の挿入]はいろいろなシチュエーションで利用できるので、あらかじめ登録されている書式やヘルプを参考に工夫してみると便利です。
というわけで、めずらしくWZの標準機能についての話でした。