追記: その後の挙動を見るにもう少し様子見が良さそう。
iPhone 5s の人になった。じつは 5c のほうがデザインは好きだけど。しかし主な用途である音楽プレーヤーとして考えると容量が増えてないといまいちなので(iPhone 5c は 4 と同じく最大で 32 GB のモデルまでしかない)。
主要キャリア三社から iPhone が販売されるようになって、輸入版の SIM ロックフリーの iPhone 4 を買ってた当時とはだいぶ状況が変わっている。どのキャリアでもテザリングできるようにしているし、これならキャリアのを買うかなあと思ってたのだけど、最近になって販売店で不要な契約オプションを強制して売るとかなんとかいう話が聞こえてきてなんだかきな臭い感じになってきた。そこへアップルが自身のストアで SIM ロックフリーのデバイスを売るように。
というわけで、前回とはまったく違う意味で SIM ロックフリー選択する意義もあるかと思い、ふたたび SIM ロックフリーモデルにしましたよ。ショップで店員の相手するの面倒だしね。ただ今回は国内モデルなので保証的な安心感はある。みんないらんいらんと言っている AppleCare+ だけど、故障時にあっさり本体交換してくれたりするので、僕は付けるようにしている。
SIM はいま使っている日本通信のを SIM カードサイズ変更を申し込み、その上で LTE 対応のプランに変更。もとのプランは「talking b-microSIM プラチナ」で、それから「スマホ電話 SIM」(スマホってなんだ?)へ。しかし申込が遅かったので、プラン切り替えが翌月 1/1 の 11:00 からになってしまった。それまでは旧プランの 3G で使うしかない。
SIM ロックフリーなのでそれでも APN の設定を変えてやれば柔軟に対応できるはず、なのだけどここからが難儀した。ほんとはもっと泥臭く何度もリセットして試行錯誤したけど、まとめると以下の通り。
まず、iPhone 5s の設定に APN の入力欄が出てこない。これは国内向けモデルだからなのだろうか。もし Verizon や Sprint の輸入版なら普通にこの入力欄が出てきて設定できるというのであれば、MVMO の SIM を利用する人にとってまだ輸入版モデルも意味がなくなったというわけではないのかもしれない。Verizon 版は au のプラチナバンドに対応してないだけで事実上ドコモのネットワークである MVMO にはあんまり影響ないし、Sprint 版は米国キャリアにだけロックされてて機種じたいは日本のとまったく同じ(らしい)。
まあ APN 入力欄が出てこなくてもアップルが配布している「iPhone 構成ユーティリティ」というのがあるので(Windows 版もあり、バージョンは新しいのが出てるかもしれない)、パソコンあればそれで APN 設定のプロファイルを作って読み込ませればよい。なので輸入コストまで考えるとそこまでの訴求力にはならないかな。まあともかくそれをしたのです。
けどこんどは旧 iPhone (4) から設定を復元したときにどうしてもモバイル通信が圏外になってそれきり繋がらなくなってしまう。新規デバイスとして一から設定すれば 3G つかむので、復元時にどうもキャリア設定のようなものもコピーされていてそれが邪魔してるような感じ。以下にまったく同様の報告があった。
モバイルデータ通信が不能: Apple サポートコミュニティ
上記フォーラムでは、APN 設定を空欄にしたバックアップからの復元で通信できたという報告があるけど、自分の場合はそれもダメだった。僕の iPhone 4 は一回故障で本体交換してて、世間じゃちょっと珍しい SIM ロックフリーの国内モデル iPhone 4 になっているので、そのへん香港版などとはキャリア情報の初期値などが違うのかもしれない(ソフトバンクになっている?)。
で、これについてはバックアップからの引き継ぎを諦めた。ほとんどのデータはクラウドにあるのでアカウント入れてやれば同じ内容になるんだし。引き継ぎだとショートメールのアーカイブを引っ越せたのでそれがやりたかったんだけど、まあ SMS なんてしょせん読み捨ての通信手段だと思うことにする。
とりあえず上記、プロファイルで APN 設定をして新規デバイスとしてセットアップ、を経て今のところは 3G ではあるけれど問題なく使えてるみたい。年が明けたらプラン変わるのでそこでまた APN 設定変えないと通信できなくなるんで(笑)、忘れないようにしなければ。すんなり変わってくれるかちょっと心配だけど。
速くなったけど iOS なのは変わらないので新鮮味はないね。まあ忙しいのでそれはそれでよいです。ほんとは 128 GB モデルが欲しかったなあ。