雑談。
阿佐ヶ谷住宅
阿佐ヶ谷住宅というのは、杉並区にある、築半世紀になろうという集合住宅地です。再開発が決定していて、いまは入居者の退去を待っているというところ。で、これがまた高度経済成長期をひかえた当時の血気盛んな若手建築家たちの手によるきわめてモダンなシロモノだということで(←モダンじゃない表現)、解体を前に再評価の気運が昨年あたりをピークに盛り上がっていたようです。僕は今年の初めになってから、なにかでたまたま知ったのですが、じつはこれ自宅のすぐそばだ(!)。なのにぜんぜん知りませんでした。
阿佐ヶ谷住宅については、詳しくは「阿佐ヶ谷住宅日記」などを読まれるといいです。
解体前に一度見ておきたいと思ってたのですが、連休の某日にようやく行ってきました。
なんというフォトジェニックぶりか。駅から歩いて10分弱でこれですぜ。電信柱と電線がなければ日本じゃないのではないかと錯覚しかねない世界。テラスハウスがかわいらしい。カメラ手にうろうろしている人が他にもいました。そしてググるとみんなきれいな写真をいっぱい撮っている。
まだ暮らしている人たちもいるみたいでしたが、部屋はもうだいぶ空きが目立ち、解体も近いうちに始まるかもしれないという様子。空いた部屋の窓や扉にはベニヤが打ち付けてありました。
再開発では高層化されて高級集合住宅地として売り出されるそうで。新しくなったら、いくらなんでもこの緑地面積はキープされないだろう。