2013-01-13

My friend Aaron Swartz committed suicide yesterday, Jan 11. He was 26.

RIP, Aaron Swartz – Boing Boing

ショックが大きくてまだ詳しく読む気にもならないのだけど、ひとまず。まだ悪い冗談かなんかだと思いたい気分だ。

落ちついたらなにか書くと思います。

2013年1月18日追記

一週間たって、信じられないという思いからさすがに事実を受け入れる心持ちにはなってきた。若い人の死というのは、いいようのない理不尽さを感じさせるので、きっとこの先も思い出してはつらい気分になるとは思うけど。

こんな形で注目を浴びることなど望んではいなかったのだけど、かれのひととなりを振り返るのにふたたびうちの翻訳記事がよく参照されるようになった。昔のつたない文章でもうしわけないんだけど、かれのことを多くの人に知ってもらいたいと思うのも(こうしたことがあってはなおさら)正直な気持ちです。

なにかかれを追悼するようなことを書こうとも思ったけど、アクチュアリティ指向のサイトじゃないので機を得た振る舞いは苦手なのである。なので、昔出そうと思ってけっきょくやめたかれの記事の翻訳を公開することにした。いままでは公開前にメールで一応許可を取ってたのだけど、それはもうかなわない。しかしまあ、快く許してくれただろうと思うのでそこに引っかかりはないですね。

で、公開しといてなんだけどじつは僕はこの内容に半分くらいしか得心していない。なんだけど、いまはかれがどういう人物だったかに注目が集まっているので、その役には立つと信じて出すのです。

それに関連して、いままではやってなかったことだけど、終わりのほうに珍しく自分の意見ぽいことも書いた。この局面で公開すると誤解されるおそれもあったのでそういうことについてなど。結果的には、自分にとってはこの翻訳あとがき的なノートが追悼文のような感じになった。

ハッカー・コミュニティのマスコット的存在だったアーロン君。多くの年長者にとって、かれは見守ると同時に追いかけるべき対象というユニークな存在だったと思う。将来が楽しみだった。ほんとうに残念でなりません。

2013年1月23日追記。信じがたいことに Aaron 君の名前を間違っていたので修正。ありえん。

2013-01-04

あけましておめでとうございます。

暮れは体調を崩して高熱で寝込んでしまい、そのまま元日まで起き上がれずといったありさまで、とんだ年越しだったよ。年末年始はコードも日本語もばりばり書くぞと意気込んでいたのに、情けない。まだ本調子ではないけど、とりあえず本を読んだりパソコン開けたりはできるようになった。けど長時間集中できないのでプログラミングがなかなか……。

2012年中にと言っていたのにけっきょく年を越してしまった、ひみつメモ帳の 0.9.0 を公開。ずっと原因を追いかけられなかったメモリリークを潰した(OpenSSL のソースがアレなせいだっ)。それと、インストーラ(Windows Installer)を用意した。ファイルの関連付けやスタートメニューへの登録と、アンインストール時にレジストリのクリーンアップをしてくれるのでインストーラ経由の導入をおすすめします。

大きな問題がなければ Windows 版はひとまずこれで(というか次で)安定としたい。脱 wxWidgets とかエディット・コントロールそのままとはいえエディタ部分が貧弱とか気になってる点はあるけど、いいかげん OS X 版と iOS 版のほうに行きたい。OS X 版も Mountain Lion で動いてるけど、コンパイルしたの Snow Leopard の頃? まあソース忘れてるのでそこから。

なにはともあれ、もう一回見直してから Windows 版は近く 1.0.0 の番号付けて公開しよう。

ひみつメモ帳は Windows 版 OS X 版、両方ともほぼ毎日自分で使っている。Dropbox にサイトのアカウントとパスワードなんかをメモしたファイルを置いて、Win/Mac 双方から参照している。iPhone から見たい(ときもある)ので iOS 版も欲しいのだ。そういうわけなのであまりアクティブに更新されてなくても見捨てられているプロジェクトではないということ。

あとは……なんだっけ。昨年までで書く種はいろいろあるので漸次書いていきます。今年もよろしくお願いいたします。それにしても時間と体力がない。

2012-11-25

Python 3.3 の嬉しいところ

いろいろ理由つけて(2を使うのがイヤになるとか)Python 3 敬遠してたけど 3.3 見たら理想言語っぽくなってたけどこれ見ると PyCon でしゃべったという Perl の人の言ってたことがますますトンチンカンということにならない?

具体的には、Windows 版で 2.x と共存しやすくなった点と、Unicode 文字列のサポートの改善がうれしい。

Python 3.3 を Windows にインストールすると、py コマンドというのが入る。これは .py ファイルに関連付けられていて、スクリプトの #! 行を見て Python 2.x と 3.x とを実行しわけるというものである。これで、ふだんの python コマンドは 2.7 だけど、スクリプトを少しずつ 3.x に対応させていくために 3.3 をインストールしておいて、徐々に移行させてゆくというのがやりやすくなった。

コマンドプロンプトで py と打つだけでインタプリタが起動するのもいいかもしれない。py -3 とすれば 3.x が立ちあがる。

Unicode サポートの改善は、文字列の内部実装が完全に隠蔽されたのが嬉しい。len(‘\U00029e3d’) は Python が narrow ビルドでも wide ビルドでもつねに 1 になる。文字列オブジェクトは Unicode コード・ポイントの配列という概念で一貫して扱うことができる。すばらしい。しかも単に 4 バイトの整数配列にしてる実装よりメモリ効率もよさげ(これは憶測だけど)。書きかけのままだけど「Unicode テキスト境界処理覚え書き」のコード・ポイントのところはまったく気にしなくてよくなったし、codepoint.py ももういらないね。

あーさっさと 3 に移行しちゃいたいなー。まあ GUI 持たないやつは今からでもできるからやってくか。

とはいえ、3.3.0 の対話インタプリタで BMP 外のコード・ポイント扱うと repr の表記がなんかバグっぽい……。

>>> '\U00029e3d'
'\U00029e3d\x27'
           ~~~~ !!

2012-11-23

ひみつメモ帳 0.8.8。新しい OpenSSL でコンパイルしたくらいだけど、コンパイル・オプションなどを変えたりしています。その影響でシングル・バイナリではなくなった。ランタイム・ライブラリが必要になったので同梱しています。

前に更新したのは1年前か……。正月に完成させきれなくて、夏場バテて、ようやく涼しくなって調子が戻るのが11月、という感じ。なんか情けないなあ。まあ夏は動けないというのがわかってきたので活動期の冬にがんばるしかないね。

Visual Studio 2012 からセットアップ・プロジェクトがなくなるんで、あたらしいセットアップ・プロジェクトの練習にこのひみつメモ帳のセットアップ・ファイルを作ろうかと思ってたんですよ。しかし代替として MS が薦めてる InstallShield 2012 Limited Edition (これは Visual Studio の Professional にライセンスが付いてくる)がひどくて使う気にならない。それで困ってるといつまでたっても出せないのでとりあえず今回も ZIP 圧縮したままです。1.0 では何らかのセットアップ・プログラムで提供したいのだけど。拡張子の関連付けもあるし。たぶんやるなら VS 2010 の MS 謹製セットアップでやると思う。なんでなくなっちゃうのさ。

いや、やりさしたままのプロジェクトがごまんとあるのはわかってるんだ。忘れてはいないのだけど、自分の技量では形にするまで時間がかかる。時間がかかる。

あとこのサイトの更新を WZ に依存しない形のワークフローへ移さなければならぬ。WZ どろこか、最近は OS X でも作業したくなってきてるので、どっちでもできるようにしておきたい。いや、だいたいどっちでもできてるんだけど、HTML の編集が WZ 以外だとめんどくさい。いちおうその意志は書いとく。

会社の PC が新しくなって、Windows 8 である。まあマゾっ気起こして自分で選んだんだけど。さすがにこれにまで WZ いれないだろ、と EmEditor をいきなり買ってみた。いろいろ慣れないところはあるけど、それより現状かな入力だと Alt+英字キーでメニュー選択できないのが致命的。なんでメニューを独自コンポーネントで作るんだ。

12月前半くらいまでまた忙しくなるのだけど、ほかの人に頼れない状況でかつかつになるので、いつもこの時期はむちゃくちゃ機嫌が悪くなる。機嫌悪くしたって意味ないし楽しくないから悪くしない方がいいよなーとはわかっていても、ついいらいらしてしまう。

今年は速いよね。去年が長すぎた。

140字の制限がないのはたのしいな。チャオ!