いまの大家さんに挨拶の電話をしたら、「いままでありがとう、ほんとにありがとうね!」とちょっと困惑するくらいにお礼を言われてしまった。まあ多少長かったとはいえ、ぜんぜん付き合いもなかったのになあ。

引越先の契約も済ませたし鍵も受け取った(入れるのはもうちょっと先だけど)。で、引越の業者を頼まないと。なんとなく出来心でちらっと業者についてどれがいいのかなとかググってみたりしちゃったのだけど、なんというかその、検索結果という舞台でひじょうに高度な情報戦が行われている痕跡が感じられたのでそっとブラウザを閉じた。こりゃどれが息のかかってない評価なのかあてにならないね。電話番号簿に載る順位を争ったりする業界だからなあ……。

最近、たとえばコンピューターに詳しくない人に「ブラウザの鍵マークはなにを表しているか」みたいなことを説明するとしたらどこまで・どのように説明するか、みたいなことを考える。僕らの頃は SSL とかショッピング・サイトなんてもんはなかったのでそんな必要はなかったけれど、いまの人にはリテラシとしてそういう知識が必要だ。「消防署のほうから来ました」や「(銀行の職員を名告る人物でも)暗証番号を聞く」はアヤシイとか、そういったことと同様に。いまの学校の情報の授業は、こういうところをちゃんと教えているのかなあ。

きのうようやく不動産屋に寄れた。二軒寄って、数枚ずつ図面見せてもらって、あわせて五つほど内見。いまのところ候補は二つ。家賃低めで(といっても今回ちょっと贅沢めの条件にしてるが)意匠が素敵だけど築四半世紀なのと、いいお値段でいい間取りの今世紀築のと。広さはどちらも同じくらい。

昔はほんとアホみたいに図面見まくって内見しまくらないと決められなかったけど、今回はもうこれで決めちゃおうかという感じなのは歳をとったからなのだろうか。それともちょっと予算上げたからからかね。あんまりのんびりする時間がないというのはあるけど。まあ難があったらまた引っ越せばいいんだ。

あと最初の不動産屋で担当に現れたのが中学・高校の同級生だった。

一年以上着てないような服を処分。服を捨てるのはなぜか罪悪感がすごいのだけど、心を鬼にして捨てる。引越荷物減らしたいからね。

そんなことよりまだ引越先決まってないぞ。来週こそさすがに物件見ないといけないがタイミング悪く仕事が忙しくてねえ……。