2004-12-08

ああ、またあんまり書きたくないことを書いてしまった……。

ほんとは、ここにはマクロやスクリプトの更新情報だけを書いていたいのです。信じてもらえないかもしれないど(そもそも最初のうちはそうは思ってなかったですし)。でも昔はもうちょっとそうだったから、ちょっとタガが緩んでるだけなのかもしれません。

ところで、WZの開発ではいろいろ言われてますが、僕はT_Y_さんのWebに対するあの関心のなさはじつをいうと以前からけっこう好きだったり。サービス精神旺盛で、Webサイトに掲示板にメールマガジンに笑顔をふりまく(そんな人がいるのかどうかは知りませんが)饒舌な開発者さんもいいですけど、プログラムを書く能力とそういう営業精神が両方備わっている人なんてそうそういないと思うので(Webサイトの運営を別の人に頼んでいる人もいますね)、そういうのにはなんか警戒してしまうというか、なんといったらいいのか「ありえない健全さ」にひいてしまうというか、まあ変な貧乏性なのかもしれないけど、そういう印象を持ってしまうのです。

上の段落でいってることはかなりの確率で誤解されると思うけど、まあいいや。まさかそうとる人はいないと思いますけど、擁護論じゃないですよ。WZの話とはぜんぜん関係なくて、ソフトウェア作者さんの個性の話です。

しかしいまさらそっけないダウンロードページのみのWebサイトにするのもなんか「思いつきで脱サラして蕎麦打ちはじめました」的な軽薄さが漂うので、地味を志向してそれに近づいていくのは先が長そうです。

毒吐き?

タスクリストのことについて書こうと思ってたんですが、心の赴くままに書いてみたら、ものすごく毒々しくてちょっと載せられない感じになってしまいました。でも比較的当たり障りのないと思われるところだけ。おそらくみんなが考えてたこととそんなに変わらないと思いますよ!?

まず、山口さんもVCの掲示板をご覧になってることはすでにわかってるので、掲示板に書けばその投稿は山口さんの目に入るわけですよ。販売元でも「作者に伝達」がせいぜいできることのMAXだというのならわざわざ遠回りして山口さんに伝える意味がわかりません。掲示板なら他の人からの補足も入るし、そもそもそれがWZ BBSの当初の目的のひとつだったのでは?

それから、タスクリストがなんとなくあほらしく感じる最大の理由は、「やらなくていいことをやってないか?」という疑問を払拭できないという点と、しかもそのやり方が下手だという点。要するに「やる必要のないことをもっとも拙いやり方でやっている」ように見える。タスクリストが目的としている(とおぼしき)ことを最大限の効率で実現しようとしたら、メールでわざわざ受付し直すという方法はありえないでしょう。しかもこれは過去の報告はドブに捨てるといっているようなものです。それともこのやり方が目的を達成するのに最適な方法だったというのであれば、僕にはその目的というのがなんなのか推測できません。

ところで、「ガス抜き」説もいわれてますが、僕にはこれがそんな外科的でクールな意図からはじめたことには思えませんでした。(この件これ以上は自粛。)

僕はサポートを誠意云々で論じるのはしませんが、意味不明なことをしてサポートのふりをするのは時間と人的資源の無駄だよなあというのは思います。

まあ、それがよかれと信ずるところに基づいてやっていることだというのであれば(一ユーザーに理解できないというだけの理由で)あえて止めはしないというだけのことですおしまい。

2004-12-06

マイヤヒ

耳タコ系の洋楽の邦題ってみんな「恋の呪文は〜」だよなあ、とか思ったらやっぱりそう思ってた人がいらっしゃいました(コメント欄)。ていうかこんなにあるのか……。少しはひねろうよ。

まっさきに思い出したのは Las Ketchup の The Ketchup Song (Aserejé) ですけどこれは違ってましたか(「アセレヘ – 魔法のケチャップ・ソング」)。あとはこれもちょっと違うけど、トルコ・ポップの貴公子(だって帯にそう書いてあるんだもん)Tarkan のヒット曲 Şımarık(読み方不明)で邦題が「Chu! Chu! は恋の合言葉」ってのがありましたね。

(検索中)

あーっ「恋のマカレナ」ってあったあった。なつかしー。もう一発屋ばっかりだ(笑)。

なんでもこれをつければキャッチーというわけでもないらしい。

2004-12-03

ThinkPadのキーボードが届いたので交換。新しいキーボードは打鍵時の音が静かです。古いのは打つとカチャカチャ音がして(というか音がするようになってしまって)ましたからね。

さりげなくThinkPad X31の新モデルが出てる。

2004-12-01

出張お出かけしつつも「使えるGUIデザイン」についていろいろやった日々。

まず、訳の見直しや、いただいた数々の指摘の反映をちょくちょくと。

それから、翻訳についてご連絡したときに、結城浩さん(そうですあの結城浩さまです)からプロジェクト杉田玄白と原著者である Benjamin Roe さんにもコンタクトを取ってみては、とアドバイスをいただいていました。出張から戻ってからやろうと思ってたのですが、こういうのはイキオイが大事だと思い、合間を縫ってメールを書き出先から送信(おおっ、モバイラーっぽい)。すぐに山形浩生さん(そうですあの山形浩生さまです)よりうれしいお返事をいただけました(これがいっちばん緊張した(笑))。原著者さんからはまだリアクションないなあ。やばい英語力があだになってメールで失礼な発言をしたことになってないといいのですが(そんなんで日本語版なんか作るなって感じでスミマセン)。

そして、(山形さんからご助言いただいたこともあり、)翻訳もオリジナルと同じCCのAttributionライセンス(の日本語版)に。

物好きが思いつきでやってしまった翻訳もどきを出汁に、なんだか恐れ多いくらいに手を広げてしまいましたよ……。www.textfile.org にコメント書いてお知らせすることがなかったら、(結城さんのアドバイスをいただくこともなく、)プロジェクト杉田玄白にまで考えが及ぶことなんてとてもなかったでしょうね。

マクロなんかだと、公開はもはや「書いてみたから置いとくねー」という軽いノリになっていて、まあなんというか要するに慣れてきちゃってたわけですけど、それが長かったせいで、Webの片隅に居心地のいい巣を作って引きこもってるような状態になってたんだなあ、と思ったり。今回は初めてやることの連続で、ものを公開するときのドキドキ感というのを久しぶりに味わいました。初心忘るべからずですな。

ほんとに小さなことなんですけど、(ちょうどはじめてWebサイトを持った人にそうなのと同じで、)個人的にはものすごくいろいろ考えさせられる体験でした(これについてあとでもうちょっとなにか書くかも)。