2002-04-08

Palmwareを作ってみたいとずいぶん前から思っているのですが、なかなか踏み切れず資料ばかりが揃っていきます。というのも、どうもよさそうな開発環境が見つからなくて……。最近いくつかの開発環境を腰をすえて検討してみました。WindowsでのPalmware開発環境で代表的なのが次のふたつなのですが……。

CodeWarrior for Palm OS
IDE(統合開発環境)です。もともとMacintosh用の開発環境で、いたるところにその流儀が残ってるので敬遠していました。英語版のデモを試用してみていますが、やっぱりなじめません。というか、こんなダイアログを出してくれるというのはどういう了見ですか。
PRC-Tools
GCCをベースにしたコマンドラインでの開発環境です。フリー。Palmwareはもともとつくりが単純そうなので、別にこれでもよさそうなんですが、楽ができるんであればそういう環境でやりたいというのが本音で……。

そういうわけで、WindowsでのPalmware開発環境は充実しているようでそうでもないです(C/C++にこだわらなければもうちょっと選択肢は広がりますけど)。WZとコマンドラインでばりばりやるしかないのかなあ、とあきらめかけたところで、ちょっと気になる開発環境を見つけました。

コンパイラなどはPRC-Toolsのものを利用しているのですが、それらをIDEで完全に覆っています。Visual Studioライクの、Windowsのまっとうなインタフェースをしているので、理不尽な違和感もなし(しかもよくできてます)。これ、どこかが日本語版を出してくれないでしょうかね……。英語版のままでも購入を考えてしまうくらい魅力的です。

はぁ、eMbedded Visual Toolsがうらやましいです(笑)。